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管理人の生態観測コメント
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新作、「銀の匙」を読んでます。
今回は新刊の3巻について。
今回のコミックスに収録されていた
内容は、食育に関するとても大切な
お話だったと思います。
普段、スーパーの陳列棚に並んでいる
お肉や魚のことなんて、どういう経緯を経て
ここに並んでいるのかなんてあまり考えも
しませんけど、今回の本を読んで
生きとし生けるものを食して、今の自分
があるのだな~と思う内容でした。
話的には、かなり辛辣。
主人公が可愛がっている子ブタもいずれ
精肉にされてしまう、という内容なのですが…
さきにも書いた通り、その過程をしっていればこその
躊躇いもあり、心の葛藤が実に細かく描かれて
いるなあ~と感じました。
自分も随分昔、テレビでの視聴でしたが、鶏が
ブロイラーになるまでの映像というのを見たことが
あるのですが、あまりにも機械的すぎて残酷という
より、ぶっちゃけ、鮮やか!という感想しかでて
きませんでした。

生きたままの鶏を首輪に吊るす→機械が
一回転する間に、首が落とされ、一周する間に
すでに羽もキレイに処理されブロイラー状態に。

という画像でしたが、こういうことがあるからこそ
毎日の食事がきちんとできるのであって、この
光景を一概に残酷だと否定することはできないな
と痛感したことがあります。
以前、民放で放送した、妻夫木 聡氏主演の
学校で豚を実際に飼育、育った時点で食べる、
という実話に基づいた映画を見ましたが、やはり
情が沸くと、殺すことはできない、ペット化して
しまった豚の処理をどうするのか。
という内容でしたが、最後は精肉にされるという
のでエンディングを迎えました。自分がもし当事者なら
躊躇いはあっても多分食べると思います。

ちなみに、全然これに関わる話に類するかわかりませんが
私の亡くなった母は肉の食べれないひとでした。
(でもおかしなことにハムやひき肉は食べていたんだけど)
その食べれなくなった理由が幼い頃のトラウマによる
ものなのですが、母は終戦間もなくの生まれですが
戦時中に比べればまだ…とは言われててもそこは
まだ食糧不足は否めない時代、家で飼っている動物
はすべて食べるためのもの。当然、鶏はそのいのいち
のものでしたが、日常茶飯事に生き締めする光景を
見ていたのが忘れられず肉嫌いになったとのこと。
で、体が弱かったということもあり、私からみたら
おじいちゃんにあたるひとなのですが、「ウナギ」と
偽って「へび」を食べさせていたのを知ったときから
大の蛇嫌いに。だって、テレビ画面や、車運転中車の前を
1mの蛇が横切っただけでもハンドルを放すようなひと
だったのですが…

ま、そんなこんなで、もし食育について考えてもいい
と思うなら、ちょっとおすすめの一冊かもです。

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